先週17日(土)、ロンドンでは、第6回目となる“Tweed Run 2014”が開催されました☆
2009年2月、ツイードと自転車をこよなく愛する創始者Ted Young-Ing氏とともに、約300人のツイードに身を包んだ紳士淑女がサヴィルロウに集合したのが始まり。
今ではNY、カナダ、シドニーなど数か国で独自に開催されるほどの人気ぶりで、実は日本でも2012年と2013年に行われました。もはや、主催地ロンドンでの参加は、抽選によるものとなってしまいました。
Somerset Houseからスタートし、ロンドンセントラルのアイコニックな場所を通り、途中ティータイムやピクニック、最後のゴールはClerkenwell、そのあとオールドスタイルのパーティで盛り上がり、終了となります。BESTファッション賞や、かつてはBESTマスターシュ賞などを選ぶコンテストがあったりも。実にシンプルに、ツイードを身にまとって街中を走ろう!というだけのテーマですが(笑)、老若男女関係なくそれぞれが自分流のオシャレをして、愛車とともに、ティータイムやダンスと、古き良き英国ライフを楽しんでいる様子はとてもステキです。本来自転車も自分でカスタマイズする人も多いそうですが、この日ばかりは愛車にもツイードを着せた?ツワモノもいたり。
こんな風に“好きなもの”から始まったイベントは、伝統生地ハリスツイードの推進や、自転車業界はもちろん、自転車通勤推進による渋滞緩和への動きなど影響力を増し、チケットの半分はチャリティに寄付もされています。
この画像を提供してくれた知り合いの参加者たちがそうですが、実は普段からさほどこれらと変わらないこんなクラシックスタイル。中でもお洒落で有名なMr.Young氏は今年、愛車モリスで伴走という名誉。まさにこのイベントを象徴するクラシックカー☆ 実は途中で故障し、リタイアとなったそうですが(笑)
英国では、ファッションやティー、ピクニックなど全てが、生活の一部であり思い思い自分の好きなスタイルで人生を楽しんでいることを、毎年このイベント見る度実感させられるのです。
↓走ってる様子は動画でどうぞ♪
https://youtu.be/LLVU4c6MhQE (3分6秒)
https://youtu.be/e6fKuEqCT00 (6分10秒)
文&写真: にしぐち瑞穂(英王室キャサリン妃研究家、コラムニスト、スタイリスト、https://happymizuhoblog.blogspot.jp/)